勉強が好き。スポーツが好き。絵が好き。音楽が好き。
子どもたちは学校で、たくさんの好きなことを見つけます。
好きという気持ちから、個性的な未来が始まります。
でも、どの「好き」だって最初は「学校が好き」という気持ちから始まるのだと思うのです。
東洋館出版社の「学校がもっとすきになるシリーズ」では、
子どもたちに学校という場の魅力を伝えていきます。
今回刊行する3冊は、どれも学校生活の中でのささいなハプニングが舞台。
子どもたちが成長し、信頼を深め合っていくのに大きな事件は必要ありません。
ちょっとしたことがきっかけで変化が生まれていく様子に、
読んだ子どもたちそれぞれの日常が重なっていく、そんな作品をお届けします。
シリーズ第2弾は、先のシリーズ同様、学校生活の中での子どもたちのリアルな心の動きを題材にしています。
この作品を読む子どもたち、日々成長する子どもたちとその周りに、たくさんの笑顔がありますように。
児童文学作家。1961年生まれ、徳島県鳴門市在住。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て現在にいたる。
「青少年読書感想文全国コンクール課題図書」となった『おこだでませんように』『メガネをかけたら』(ともに小学館)をはじめ、本作品と同シリーズで刊行した『ぼくはなきました』(小社)が、「第29回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞」を受賞するなど選定および受賞多数。また、『ええところ』(学研プラス)、『ともだちやもんな、ぼくら』『ええことするのは、ええもんや!』(ともにえほんの杜)、『しょうじき50円ぶん』(廣済堂あかつき)、『ダメ!』(佼成出版社)といった教科書掲載作品など130冊を超える作品は、日本および海外で広く読まれている。
2021年、絵本と絵本に関わるすべての人を応援する『絵本・応援プロジェクト ~YELL2021~』をスタートさせる。
各所で好評いただいていた作品相関図の最新版「くすのき しげのり作品のヒミツ大公開!! パート2」が出来上がりました。2019年以降の刊行作品を全掲載。近作と過去作、計47点のつながりが一目でわかります。
著者読みをうながすアイテムとして、読み聞かせの際の小ネタとして、ぜひご活用ください!
3かいなかしたろか
友達同士の関わりって、難しいけどおもしろい、大体においてすれ違い気味だけど、ピッタリきた時は嬉しいですよね。子どもたちには、子ども時代を隅々まで満喫してほしい、そんな気持ちにさせてくれる本でした。
小学校図書館 学校司書 倉持 ゆう子
わたし、わすれものがおおいです。
小学生ならあるあるのわすれもの。わすれないためにどうすればいいのか。わすれたときにどうすればいいのかを考え実行するきっかけになる。
学校図書館や各学級、そしてご家庭でも子どもといっしょに読んでほしい。
中学校図書館 学校司書 長澤 京子
いち・にの・さんかんび
いつもと違う日、授業参観。おかあさんが見てる。おとうさんが見てる。教室の後ろに人がいていつもと違う気配がする、それに加えて先生もいつもと違うかっこうをしている。子ども目線での感覚が描き出されている楽しい1冊。
レビュアー 池上菜穂子